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東京都教職員研修センター

所長挨拶

~「主体的に学び続ける教師」を育てる研修・研究を目指して~

東京都教職員研修センター所長

東京都教職員研修センターは、昭和14年に発足した東京市教育研究所を前身としており、86年の歴史があります。平成18年4月に現在の水道橋に場所を移し、東京都の教育の充実と振興に取り組んできました。当センターは、東京都教育委員会において、教職員の研修を専門的に実施する唯一の専門機関であり、その使命は極めて大きいものであると考えています。

当センターは、東京都教育委員会の掲げる『東京都公立学校の校長・副校長及び教員としての資質の向上に関する指標』や、それを踏まえて策定された『東京都教員研修計画』等に基づき、質の高い教員研修の機会を提供していきます。また、学校が直面する喫緊の課題解決に資する研究を行い、実践に役立つ情報を素早く発信していきます。

「主体的に学び続ける教師」の育成に向け、具体的に次のような取組を推進していきます。

1 研修の一層の充実

(1) 学びがいのある研修
国や都の動向、学校の実態や課題、受講者のニーズを踏まえて、研修を構築します。また、体験的に学ぶことのできる研修を充実させます。さらに、幼児・児童・生徒の主体的な学びの推進に向けて、コーチングやファシリテーション等に関する研修を拡充します。
(2) 学びやすい研修
教員の多様な学び方に対応できるよう、指導教諭による授業等の動画配信の拡大やオンラインによる研修の充実を図ります。また、全国教員研修プラットフォーム(Plant)の全面的な運用を開始し、研修の受講申込や研修履歴の閲覧等の利便性を高め、教員一人ひとりの主体的な学びを支援していきます。

2 研修と研究の連環

(1) 研究機能の強化
教育課題研究やカリキュラム開発研究において、指導主事等が討議に関わるなど、全センター体制を一層進めるとともに、大学や企業等との連携強化を図り、研究の更なる質的向上を図ります。
(2) 研究成果を踏まえた研修や都教委訪問
教育課題研究の成果を、当センター主催の各研修や都教委訪問モデルプランに還元していきます。都教委訪問に当たっては、異なる教科等を専門とする複数の指導主事による訪問を拡充し、学校の課題解決に向けた「伴走型」の支援を推進していきます。
「誰一人取り残さず、全ての子供が将来への希望を持って、自ら伸び、育つ教育の実現」に向けて、教職員を支援していきます。

令和7年4月
東京都教職員研修センター

所長  瀧沢 佳宏